オーストラリアと日本を、どうしても比較してしまうのですが、
客観的に、良いものは良く、悪いものは悪いと言いたいところです。
離職率を減らすには、簡単です。
給料を上げる
休みを増やす
これしかないです。
もちろん、経営者の人柄、スタッフの人柄、環境も大事ですが、
日本は業界全体で、この二つがダメダメですから。
離職=才能を潰していることが多いです。
10年前にオーストラリア人の美容室から声がかかって
ビザをサポートしてもらい4年弱働いていましたが
日月曜日は休み、毎年28日間の有給休暇、
有休を取らないと怒られる。
そして年俸が当時の為替レートで約450万円+出来高
年俸と言っても、11ヶ月の労働で、日月定休なので
実質の労働日数は…、ご想像にお任せします。
僕の方も、「自分の年俸の『2倍の売上げ』は上げないと」と思って
自分でプロモーションを仕掛けてましたので
スタッフのモチベーションも上がります。
経営者は赤字かというと、全然そうではなく
むしろ車はBMW、持ち家もあり
毎年、家族を連れて2週間の海外旅行へ行ってましたから。
かなり儲かっていたと思います。
一人のスタッフが毎月70万稼いでくれれば
11ヶ月で770万円、その半分を給料で渡しても
オーナーには約390万円が入ります。
表参道だったら、個人売上げ200万⁄月を稼ぐ美容師いますから
半分を払っても、半分はオーナーのところに行くのです。
50%のコミッションを上げるってことは
オーナーに50%入るのですから
5人のスタッフがいるということは
5人分の年収が、オーナーのところに行く計算です。
なのに、
30歳の美容師が年収200万円台で、オーナーが搾取する仕組みは、そろそろ止めた方がよいです。
個人売上げの25%程度しか払っていないということは、オーナーは75%も取っているんです。
スタッフの個人売上げの50%を払って、経営が困難になるのは、何かが間違っているんです。
その何かは、講習会でも開いてお伝えしましょうか?(笑)
冗談抜きで、労働環境を改善しないと、日本の理美容業界は成り立たなくなります。
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