50代から縮毛矯正はやめたほうがいい?──“年齢髪”に必要な技術の話
こんにちは。横浜・元町の美容室「Sho and Jeric Salon」と札幌市北区のサロンのオーナーのYasuです。
美容師歴30年以上の経験をもとに、今日はよく聞かれるご質問にお答えします。
Q.「もう50代だし、縮毛矯正はやめた方がいいですか?」
答えは、「いいえ、やめなくても大丈夫です」。
ただし、若い頃と同じやり方では危険なケースがあることも事実です。
髪質は“年齢とともに変化”する
年齢を重ねると、髪は少しずつ変わっていきます。
- 髪の内部がスカスカになって水分・栄養を保ちにくくなる
- 表面が乱れやすくなり、うねりやパサつきが目立つ
- ハリ・コシがなくなり、ボリュームが出づらくなる
このような「エイジング毛」に、昔と同じ強い薬剤や熱処理を加えると、
仕上がりがパサついたり、逆にボリュームが失われてしまうことがあります。
大人髪には、“優しさ”より“設計力”が必要
50代からの髪に必要なのは、「ただ優しい薬を使う」ことではなく、“どう設計して施術するか”という判断です。
当サロンでは髪質を見ながら、
- 薬剤の濃度を通常の半分以下に調整
- 髪質に合わせてpHをコントロール
- アイロンの温度も一人ひとりで変える
といった完全オーダーメイドの縮毛矯正を行っています。
だからこそ、50代・60代のお客様でも、
「自然にまとまる」「若く見える」とご満足いただいています。
“やめる”のではなく、“見直す”ことが大切
大人の縮毛矯正は、もう「一律の仕上がり」では通用しない時代です。
必要なのは、“あなたの髪質とライフスタイルに合った施術”です。
もし、以前より仕上がりに違和感を感じているなら、
「やめる」ではなく、「見直す」という選択をしてみてください。
📩 ご相談だけでも大歓迎です。
LINE・HPのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
写真は80才の母の髪を、メテオ縮毛矯正とメテオカラーで仕上げました。
加齢毛で髪の体力が弱っているので、アルカリには片寄せず、弱酸性域で還元値も低めに調合し、アイロン熱も低めで施術しています。
