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第6話)パーマの技術は皆無に等しい。

yasu · 2009年12月20日 ·

アメリカもヨーロッパ諸国も、もちろんオーストラリアもパーマの技術は発展していない。日本のような柔らかい「ゆるかわ」パーマなどは、西側諸国には無いと言ってもいい。ましてや男性がパーマをかけるなんて、普通はビックリされる(笑)

 

パーマのロッドは、細いロッドしかなく、ビッグロッド、ロングロッドや円すいロッドなどは日本特有のものである。オシャレな今風のサロンにはパーマのロッドすら無いなんてことも珍しくない。

permrod.JPG

アメリカもオーストラリアも、このようなゴムとロッドが一体式。

実際に僕が働いていたオーストラリア人のサロンは、高級店でモデルクラブと提携していたのもあって、若いオシャレな女の子が多かった。しかしパーマをかけている姿は4年のうち一度も無い。

 

年 間で二人くらい、パーマをかけるお客さんがいた。どちらも白髪頭のおばあちゃんだった。パーマを巻くことができるのも40歳を超える美容師さんしか巻けな い。もう、こちらでパーマというイメージは、おばあちゃんがかけるもの、もしくはソバージュのようなクルクル、クリクリのパーマである。

 

オーストラリア人の彼氏を持つ日本人女性の話だと「今日はパーマをかけてくるの」と彼に言うと「それだけはやめてくれ!」となるらしい(笑)そりゃ日本のパーマのイメージとは程遠いからである。

 

それでは、どうしてパーマの技術が進歩しないか理由を説明しましょう!


まず西洋人の髪は、最初からウェーブ、カーリーなので、逆に真っ直ぐな髪に憧れている、よってパーマは必要ない。よく映画やドラマでみる外人さんのウェーブは天然、またはコテ(アイロン)で巻いている巻き髪なのである。

 

も う一つは髪質の違いである。西洋人の髪はキューティクルの側が厚く薬液が浸透しにくい、そして毛の断面図が楕円形なので、薬液が均一に中心部まで入ってい かないなどの理由がある。あとは髪の毛の形を司る毛の中心部の組織がアジア人と比べると十分には無い、なのでかなり強い薬液を使用し、細いロッドで巻かな いとキッチリパーマがかからないのである。

 

自 分も経験があるのだが「日本人のようなフワフワパーマをかけて欲しい!」というオージーの女の子に日本のロッドと日本のパーマ液を使用して施術をしたこと があったが、結果はかかりが弱い。数日後に再来店してもらい、もう一度かけなおしたが、それでも僕のイメージどおりの仕上がりにはならなかった。

 

そ れから毛髪科学のテキストから調べなおして、その失敗の理由がわかったのだが、と同時に西洋の国でパーマが流行らない理由もわかった。日本のような太い ロッドを使用して、刺激の弱いパーマ液を使用しても、細くて強い頑丈な西洋人の髪には十分な力は備わっていないのであった。

 

日本のパーマの技術は世界で一番。消費率もNo1でしょう。そうなれば自動的にメーカーも新製品の開発にお金をかけ、あらゆるメーカーから色々なアイデアで新しいパーマ液が発売され、新しい形のロッドなども出てくる。

 

間 違っても、海外でパーマをかけてはいけない。見た目はアジア人の方がパーマがかかりづらく見えてしまうので、最強のパーマ液を使用し、細いロッドを選択し (太いのが無い)、パーマのイメージがクリクリなものと思っている美容師さんにかけてもらえば、結果は想像できるであろう。

 

も う4年以上前だが、一時だけ一緒に働いていた日本人美容師さんは、「日本のパーマ液と同じですよ~」とお客さんに説明していたが、見たことも無いメーカー の英語で書かれていたパーマ液だった(笑) 内部告発でしたが、ある日本人経営の美容室さんも、仕入れが安いという理由で西洋人用のパーマ液を使用してい たとか。

 

たしかにパーマ液はパーマ液だが、内容成分も使用用途も全く違うので結果はやはり全然違ったものになる。きちんと勉強している「日本人美容師」さんにやってもらいたいものだ。

Filed Under: 第二章 日本の技術は世界一

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